最近の音楽事情

 初めての記事だけど、レイアウトもまぁ適当につらつら思っていることを書こうかなって。あの、自分語りしたいだけの記事です。

 

 

 

 さて、もうピークも過ぎたかな?という頃合いではあるけどYOASOBIの「夜に駆ける」について、かきたいなって。

ミーハーなんだけどあれすごい好きなんですよ。全然YOASOBIのファンなんです!とかじゃないんだけどね。

 

 

 

 YOASOBIってユニットが小説をベースにして曲を書いてることは知ってはいたんだけど、曲だけ聞いてたわけですよ。

 

曲だけでもあの題名を裏切らない曲のテンポ感と緩急は好きな感じだし、コード進行も王道の進行と絡めて、落ちサビと最後のサビの転調もちょいエロだなって思ってたんです。

 

しかし、つい先ほど元小説の「タナトスの誘惑」が1分ほどで無料で読めると知って読んでみて、その上でまた曲を聞いてみたらもうびっくり。歌詞の意味とかろくに考えずにやんわりと音だけ追っててほんとにごめんなさい。

 

イメージしてた世界観と全然違うわ、単語とかフレーズだけで追っていた歌詞の意味がすごい変わるわで、もう圧倒されてます。特にこの場で元小説や曲について解説とか感想とか細かいことは書かないけど、元小説読んだことない人は読んだほうがいい、絶対。最後にURL貼っとくから。

 

 

 

 さっきも少し書いたけど、僕、音楽聴くとき、特に歌詞のある音楽聴くときは、その音楽の意味とか、歌詞の意味とかメッセージ性とかをあんま考えずにBGM的に聞いてるんです。ただ音を追って、その曲はアップテンポだなとか暗めだなとかほんとにそんな上積み程度のイメージだけを印象に残す感じ。

 

音楽をそんな比重の重いものとして日常に入れたくないというか、あえてそういう風に聞いてたんですよね。

 

これは文学でも映像作品でもなんでもそうなんですけど、聞いたまま、見たまま以上のこと(歌詞の意味だとか描写の意味だとか)を考察するの苦手なんです。だからそんな風にしか聞けないっていう側面もあるかもしれない。

 

でもその作品をより楽しむためには絶対考察することは大事だと思うんです。せんけど。

 

 

 

 ここで考えたのは、なんで「夜に駆ける」がこんな爆発的に売れたのかってことで、確かに曲調がいい、歌詞がいい、展開がいい、いくらさんの声とか歌い方がいいってのは十分にあると思うんですが、小説ベースであるところが少なからず関係しているんじゃないかなって。

 

その音楽の意味を理解してもらう、世界観をもっと楽しんでもらうための「考察」っていう門戸を小説という媒体を通して他の音楽より広く開けてくれている。

 

このおかげで僕みたいにあんまり音楽を聴くということに対して踏み込んでいかない人にも、音楽に対する潜りの深さを深くしてくれていて、だからこんなに売れているんじゃないかって感じています。

 

作品に対して考察する、深く潜っていくことの楽しさを理解するためのスターターキッド的なものになっているんですよね。

 

 

 

 さて、ここまで書いてきましたがまぁなにが言いたいかというとやっぱ音楽って色々な聴き方があって、それぞれにいい面があるなってことですよ。楽しみ方をいっぱい知っている人は強い。新しい楽しみ方の入り口に立たせてくれてありがとうYOASOBI。

 

 

 

タナトスの誘惑」

monogatary.com